テイカカズラ 葦毛湿原の花
テイカカズラ
キョウチクトウ科 常緑つる性
直径3㎝くらいの花を5月中旬から下旬に咲かせる。
くねり、ねじれた花は船のスクリューを思わせる。
花は最初は白く、だんだん黄ばんでくるようだ。
若木の頃は、林床をはって過ごすという。
気に入った?木や岩などを見つけると這い上がる。
茎から付着根を出して、他のものにしがみつき成長する。
条件がいいと、瞬く間に成長し花を咲かせる。
絡みつかれた木から栄養分を頂くわけではなさそうだが・・・
以下の写真で見る限り、絡みつかれた木はたまったものではない。
葉や茎を切ると、白い乳液が出て、有毒らしい。
定家は彼女だった式子内親王のことを、死後も忘れられなかった。
ついには彼女の墓に、定家葛に生まれ変わって絡みついたという。
果実は長さ20㎝ほどになるというが、見ていません。ごめんなさい。
木に絡みついて咲く姿を見ると驚く。
おびただしい数の花だ。
しかも元の木でなく絡みついた葛の花とは。
果実も是非見てみたい。