トウカイコモウセンゴケ 葦毛湿原の花
トウカイコモウセンゴケ
モウセンゴケが白花なのに対し、本種は赤花である。
葉っぱはへら型で、地面に張り付くように、伏せて生えている。
葉っぱに毛があり、先端に粘液をつけているのはモウセンゴケと同じ。
日当たりの良い、酸性の湿地を好むのもモウセンゴケと同じである。
草丈は10~20㎝。花は1㎝くらいで、桃色。
モウセンゴケより早く、6月中旬くらいから花を咲かせ始める。
そしてモウセンゴケより遅く、8月中旬くらいまで花が見られる。
花期が長いけど、個体数が少ないのか、あまり群生が見られない。
わがままで、晴れないと花を開かない。
しかもお昼頃まで花を開いたあと、しだいにしぼんでいく。
このトウカイコモウセンゴケは、なかなか図鑑に載っていない。
コモウセンゴケの変種とされている。
モウセンゴケとコモウセンゴケの、中間的な特徴を持っているとされる。
あくまで私感ですが、モウセンゴケは水浸しの所が好き。
トウカイコモウセンゴケはちょっと湿ったぐらいの所が好き。
って感じがしますが、どうなんでしょう。
難しいことは置くとして、白花のモウセンゴケは、清楚で優美。
赤花のトウカイコモウセンゴケは、美麗で妖艶。
どちらもかわいい。恐ろしいほどにかわいい。
いっぱい固まって咲いていると、ついつい写真に撮っちゃいます。
が、実際には一輪だけが咲いてる方が、圧倒的に多いです。
なんかちっちゃい花の紹介が続いたので、次は大きな花を紹介します。